Q&A挿入作業を繰り返すと、爪と工具の間に切粉がたまります。ブラシやエアーで掃除することで改善されます。爪は交換部品の為、シャフトとスプリングで工具に取り付けられています。スプリングを紛失すると爪が持ち上がってきません。❷ スプリング紛失タングレス・インサート専用ゲージはありますか?タングレス・インサート専用のゲージはご用意がありません。タング付でご使用されていた市販のインサート用下穴タップゲージがご使用いただけます。挿入時、インサートが工具の中に入り込んでしまう。挿入に必要な値以上のトルクがかかると、爪の折損を防ぐ為にインサートが爪から外れ、工具の中に入り込む仕組みとなっております。その原因は次が考えられます。原因 ❶ ドライバーのトルク設定が強すぎる。原因 ❷ 工具を母材に押し付けすぎる。原因 ❸ 工具が母材に対して垂直でない。爪が工具の中に入って出てこない。次の原因が考えられます。❶ 切粉インサートがきつくて入らない。従来品は入った。下穴タップはゲージ検査を合格していますか?まずは下穴タップが適正なサイズかどうかをご確認下さい。従来品はタングを使い、力づくでの挿入作業は可能ですが、その分ピッチ飛びの恐れがあります。一方、タングレス・インサートはピッチ飛びは構造上しませんが、その分下穴精度が求められます。インサートが入りきらずドライバーが反転する。次の原因が考えられます。原因 ❶ ドライバーのトルク設定が弱い。 トルク設定が適正の場合は下穴タップがきつい事が原因の可能性があります。原因 ❷ 工具が母材に対して垂直でない。電動ドライバーが反転しない。レバーを途中で離していませんか?電動ドライバーは自動で反転しますので、レバーは工具が抜けてくるまで離さないでください。インサートが母材にかみ合わず入っていかない。面取りは糸面取りですか?過大な面取りはインサートの1巻目が入り難く、挿入ミスを起こします。アルマイトやアロジン処理された母材に挿入していますが、すべりが悪く、うまく挿入できません。 揮発性のあるアルコールでインサートを濡らして挿入作業をすることで改善されることがあります。また、様々な理由から規定より下穴タップがキツくなる場合には、オーバーサイズタップによる下穴加工を推奨します。プリワインダータイプの工具での挿入作業も推奨ですが、サイズや数量によりご相談となります。A A A A A A A A A A A A A A A A 34Q Q 11Q Q 12Q Q 13Q Q 14Q Q 15Q Q 16Q Q 17Q Q 18
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